海運大手マースクは月曜日、紅海を通るコンテナ輸送の混乱は今年の第3四半期まで続くため、今後数カ月間は海運会社や企業にとって困難な状況になるだろうと述べた。
マースクと他の海運会社は12月以来、紅海で反政府勢力フーシ派による攻撃を避けるため、アフリカの喜望峰周辺で船を迂回させている。アフリカ南端を巡る航路が長くなったことで輸送コストが高騰し、アジアや欧州の港で混雑が生じ、世界のサプライチェーンが再び混乱する恐れがある。
「この状況が長引けば長引くほど、コストは高くなる。コストをどれだけ回収できるか、またコストを回収するのにどれくらいの時間がかかるかはまだ分からない。現在見られている金利の上昇は一時的なものにすぎない。」マースク社CEOのヴィンセント・クラーク氏はこう語った。